開発じたばた日誌

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Styx登場 編

 ついにここまできました。現在あるアプリの中では最も大きい仕事がStyxです。 FileSumでVC++にある程度なれた私は、HT-LAUNCHERの32ビット版を作るべく、構想を考えました。 私はプログラムを打ち込む前にどれだけ考えるかが重要と思います。 とりあえず作って後から追加しようよというやり方もありますが、私はこのやり方は好きではありません。

 どんなことをしたいか。なにができないといけないか。 最初の段階でありとあらゆることを考えて作っていきます。もちろん一度に全部できるはずはありません。 でも「こういうことができるようしておいてに後から作るんだ」ということを常に頭に置いて作っていきます。

 たとえばStyxではどういうことかというと、「縦型/横型」どちらでもできるとか、メータ類の配置を 自由に変更できるということです。こういうことを全く考えずに作って、あとからこれらができるようにするのは かなりの変更が要求されます。

 それでなくても思いがけない変更や追加があるのがソフトというものです。 最初に高い目標を掲げて、常に目標を念頭に置いて作っていくべきと思います。

 Styxの、後から追加した機能の例は、アプリを起動するときのオプションパラメータがあります(/A /Bとか)。 またアプリ起動時のサイズ(最大化、最小化、通常)も当初は考えに入っていないことでした。 これらは大きな変更もなく機能追加できましたが、これはラッキーです。

 FileSumにファイルのサイズを表示してほしいとか、ファイルを削除できるようにしてほしいという機能は かなり大きな変更が必要です。これは作る際に全く考慮しておらず、また簡単には作れない機能の例です。

 さて、灰色の脳細胞から、当初考えていたStyxの機能を思いだし列挙してみましょう!
●ドライブ、リソースメータ、日付、時計がある
●上記メータ類は表示しないこともできる
●メータ類は場所を自由に入れ替えることができる
●縦横どちらでもO.K.
●画面の縁だけを移動する
●ランチャーは階層とし、階層深さは制限なし
●ランチャーに登録できるアプリは制限なし

 では個々の苦労話といきましょう。