ラスベガス・グランドキャニオンの旅
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ここはルクソールホテルの内部。このホテルはピラミッド型をしていて、内部は正方形。
カジノではしょっちゅう迷う。
せっかくラスベガスに来たのだから、カジノでスロットルマシーンをやってみた。
25セントの台でも大当たりを得るには3倍かけの75セントかけないとだめだ。
私はWHEEL OF FORTUNEという種類の台を何度もやった。
この台ではWHEEL OF FORTUNEの目が三つ並ぶと大当たりで、これまでたまっていた掛け金が全部もらえる。
この金額はそのときどきで異なるが数千万円は当たり前だ。
この台にはSPINという目があって、三つのうちのどれか一つにでもでれば小当たりになる。
何度かやっていると、SPINが一つ上か下にはしょっちゅうなるが、滅多に出ないことがわかった。
コンピュータで操作されているのがみえみえだ。
結局777がでて400倍になったりSPINでたとえ1000倍になっても、25セントx1000で250ドルしかならない。
この目がでることは非常にまれだし、250ドルを失うことはたやすい。結局、儲かることなどほとんどない。
だが大当たりは、非常にまれだが出る。
だれもが次の1回でその大当たりが出ることを期待し、どんどんつぎ込んでお金をなくす。
カジノはなんの苦労もなく儲かる。
一時的にプラス数万円になることはあるが、10万円まではなかなか到達しない。
10万円に到達する前に、稼いだ分を全てつぎ込んで、結局マイナスになる。
やはりカジノではホテルが儲かるようになっている。何億分の1の確率で大儲けする人が出る。
宝くじのほうがまだ確率がいいのではないか。
この日の夕食はパリスのバフェで食べた。
ガイドブックには本格派のフランス料理と書いてあった。
取り皿にいろいろ取ってきて食べてみて、
「ん?」
とか
「ふ〜ん」
って感じ。
アメリカでうまいものを期待してはいけないのか?ここって一流ホテルなんだろ?
ルーレットには
必勝法
がある。赤/黒のような1/2の確率のものにかけて、負けたら前回の2倍をかけるという方法だ。
私はラスベガスに行く前にこの方法でもうけようと思い、検討した。
しかしこの理論に間違いはないが
使えない
と結論した。
持ち金を20万円とし、基本掛け金を4000円とする。
一回勝つごとに4000円儲かる。
負けたときは8000円、16000円と増やす。そのうち勝って、負けて取られた分は全て回収し、4000円儲かる。
連続5回負けたとき、12万8000円をかけることになる。しかしこのとき持ち金はそこをついている。
そして連続5回負けはわりと簡単に起こる。
もっと基本掛け金を少なくしたらどうだろう。
基本掛け金を2000円にしたとき、10万円もうけるには50回勝たなければならない。
つまり勝負は100回することになる。
100回勝負する間に連続6回負けがあったら、途中で持ち金はそこをついている。
もっと基本掛け金を多くしたらどうだろう。
持ち金は連続4回負け程度であっと言うまになくなる。
実はこの方法を検討するとき、ちょっとしたソフトを作って実験したのだ。
勝負を1000回すると500回勝つので500x基本掛け金だけ儲かっている。
基本掛け金が4000円なら500回勝って200万円儲かる。
しかしその途中で
連続10回
負けのような事態が発生し、持ち金は
マイナス数百万円
になる。
連続10回負けの確率は1/2の10乗で1/1024である。
1000回ほど勝負すれば1回ぐらい起こっても不思議はない。
この方法は連続負けで数百万円という金を出せる人しか使えない。
もっともルーレットには最高掛け金が設定されているのでディーラーに断られる。
この時点でこの方法は破綻する。