相変わらずさ〜Best Songs 1988-2004〜 / 高野寛 |
2004.9リリース / 東芝EMI
01. See You Again
02. 夜の海を走って月を見た
03. BLUE PERIOD
04. 虹の都へ
05. 幻
06. ベステンダンク
07. 二十歳の恋
08. ベイビー・ベイビー
09. 相変わらずさ
10. 夢の中で会えるでしょう(Album Mix)
11. All over,Starting over〜その笑顔のために〜
12. KAORI(Album Version)
13. Bye Bye Televison
14. Sunburst
15. hibiki
16. 確かな光
17. -Bonus Track- ベステンダンク(2004LIVE)
produced by 高野寛
except @A produced by 高橋幸宏
B produced by 高野寛&小林武史
CDEproduced by TODD RUNDGREN
G produced by 高野寛&今堀恒雄
H produced by 高野寛&TOWA TEI
I produced by 坂本龍一
K produced by 屋敷豪太
L produced by 高野寛&佐橋佳幸
official site
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高野寛はここ4〜5年、ソロアーティストというよりはハルカリやスーパー・バター・ドッグ、小泉今日子、THE BOOMのプロデュース業、テイ・トウワや中村一義のアルバムへのギタリストとしての参加目立っていたし、TOKYO NO.1 SOUL SETのBIKKE、キーボーディスト・斉藤哲也とのバンド、Nathalie Wiseの活動が主だったため、高野寛がソロアーティストということを知らないのではないだろうか。そのなかでも。今年1月、5年振りにリリースされたアルバム『確かな光』は傑作だったので、非常に喜ばしいことであった。
ということで、過去のソロアルバムはほとんど現在廃盤中ということで、初のオールタイムベストの登場ということになったのでしょう。
高野寛は、1964年生まれのソロアーティスト。1986年に高橋幸宏(元YMO、現スケッチ・ショウ)とムーンライダーズが審査員を務めるTENTレーベルのオーディションに合格した。1987年に高橋幸宏と鈴木慶一(ムーンライダーズ)のユニット、ビートニクスに参加したのがプロとして初仕事である。ちなみに、ビートニクスには、現在ミスター・チルドレンの育て親として有名な小林武史(マイ・リトル・ラバー)がキーボード、鈴木祥子がドラムスを務めた。
1988年に恩師、高橋幸宏のプロデュ−スによる『hullo hulloa』でソロデビュー。ヒット曲は、敬愛するトッド・ラングレンがプロデュースしたCE。当初、内省的な歌詞が多かったので所謂ダブルミーニングが多く、外に向かって歌っていると思うものも実は内に向かって歌ってたり。人としての成長が自然にラブソングを歌えるようになっていったのかもしれない。
こうやって、リリース順に並べてあるCDを聴いてみると、その時代の流行の音を弱冠しか感じることもなく、いつまで経ってもエヴァーグリーンなイメージが持てるのはとても嬉しい。良く言う古くもなく新しくもなく。(ヴォーカルは声質が変わっていくのは仕方のないことだが。)僕が日本人アーティストを邦楽(J-POP)という括りではなく、初めて一アーティストとして聴いた高野寛を是非一度聴いていただきたい。
<内訳>
@A from 1stアルバム 「hullo hulloa」('88)
B from 2ndアルバム 「RING」('89)
CD from 3rdアルバム 「CUE」('90)
E from 4thアルバム 「AWAKENING」('91)
F from 5thアルバム 「th@nks」('92)
G from 6thアルバム 「I(ai)」('93)
HIJfrom 7thアルバム 「Sorrow and Smile」('95)
K from 8thアルバム 「Rain or Shine」('96)
L from 16thシングル 「Bye Bye Television」('00)
MNOfrom 10thアルバム 「確かな光」('04)
<お薦め度>★★★★★
2004/9/25 |