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 どうやらゲートに入るにはチケットが必要らしい。 第三ゲートでチケットを売っているとおじさんが教えてくれた。 第三ゲートにいってみると

No.1 £20

 とある。
 これはいったいどういう意味であろう。まさかNo.1コートのチケットが20ポンド(3600円ほど)ではあるまいな? センターコートではないにしろあのNo.1コートが?

信じられないことにNo.1コートのチケットが手に入った。

 開門前に並んだ訳でもなく、なんの苦もなくチケットが手に入った。 あまりの意外さにしばし我を失った。 しかも私に席はD6という席で前から四列目なのだ! どうも地元人はヘンマンのみ関心があって、他はどうでもいいらしい。 この日のNo.1コートはミックスダブルスかなにかの決勝があるらしいのだが、あまり人気がないらしい。

 それにしても決勝なのにこんなに簡単にチケットが買えるとは、プレイヤーに少し気の毒である。 もちろんセンターコートのチケットは前日から泊まり込みじゃないととれないだろう。

 しかしセンターコートは私にはどうでもいい。 コートに入れないと思っていたのに入れるのだ。 試合も見られる。

あきらめずになんでもしてみるもんだ。

センターコートとNo.1コートは他のコートと別格で、巨大な建物である。 他のコートは建物ではない。

 写真はNo.1コート内部で、雨のためシートがかかっている。 私の席はコートのすぐそばだった。