開発じたばた日誌

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Cインタプリタ 編

 ファイルのダイナミックな構造に対応する、それにはどんなことができないといけないんでしょうか? 私は現在のシンボル定義ファイルのやり方の延長線上を進もうと思いました。 外部ファイルで定義できるということは、たとえばある開発者が独自に決めたファイルフォーマットでも、 自分でマクロを作ればシンボルファイル表示できるということです。

 ダイナミックに対応するには自分もダイナミックでなくてはいけません。 固定的なデータ宣言部分に加え、プログラムのようなものを記述できないとだめという事です。

 私はここで一大決心をし、Cインタプリタをつくることにしました。 C言語でマクロを記述し、特殊関数として読み込んだファイルのデータを参照できるものを 用意すれば、かなり可能性は広がります。ビットマップ程度なら楽勝です。

 さあ、目標を高く掲げ仕様を考えましょう。

Cインタプリタ関連
1 変数、配列が使える
2 新しい型の宣言ができる、構造体も使える。構造体の入れ子宣言もできる
3 if、whileなど制御ができる。入れ子も当然できて制限なし
4 変数にはスコープがある
5 標準的な計算ができる。カッコなどの入れ子に制限なし
とにかくできるだけC/C++の仕様に近づけようと考えました。

ファイルアクセス関連
1 ファイルの中身を参照できる
2 配列でファイルのデータを宣言できる。配列数には変数が使える


 とにかくマクロを記述する際に、貧弱なものを作って制限が多いと使いものにならないと思いました。 しかしなんという仕様でしょう!まさかこんなものを自分が作るはめになるなんて。

1999.5.13