開発じたばた日誌

前へ●●●次へ
じたばた日誌目次へ戻る
TSUCHY Softへ戻る


Styx 続けて起動編

 10個でも20個でもなんて威勢のいいことを書きましたが、あっという間に問題がでました。 うまくいくと見せかけて、やっぱり問題があるのがこの世の常。

 たくさんのファイルをドロップすると、秀丸で時々開かれないファイルがあるのです。 同じSDIのメモ帳では20個ドロップしても、きちんと20個開かれます。 秀丸がメモ帳に劣るなどということがあるでしょうか!

 この不幸な出来事は、私のやり方と秀丸の両方に原因があると考えています。 私のやり方というのは、とにかくどんどんアプリを起動していくというやりかたです。 え、そうじゃないのって? もっと注意深いプログラマなら起動したことを確認してから、次のアプリを起動していくでしょう。 私はおかまいなしに、秀丸を次々に起動していきます。

 さて秀丸の機能の一つに別の秀丸を認識するということがあります。 そんなこと当たり前じゃないと思うでしょうが、世の中が32ビットになってからこっち、 アプリの独立性が高まりました。別の言い方をすれば、お互いにちょっかいを出しにくいのです。

 そんなことはいいとして、秀丸が別の秀丸を認識することと、今回の出来事はどんな関係があるのでしょう。 いま秀丸が起動され、「どれどれ、兄弟秀丸は何人いるのかな」と調査している途中で、 Styxが新しく秀丸を起動したらどうなるでしょう?

 これはいかにもマズそうなタイミングですね。 こんなタイミングは我々がマウスで操作している限りまず起こりません。

 この問題は大きいものがあります。なにしろ私は秀丸が大好きです。なんとしても解決しなくてはいけません。 先程も書きましたが、アプリが起動されたことを確認して次のアプリを起動するという方法を使いました。 これでこの問題は解決しました。

 これで少し犠牲になったことがあります。

 最初の方法を使っていると、ワードとエクセルを起動したとき両者がほとんど同時に起動し始め、 いかにもマルチタスクでございってのがわかります。

 後の方法は少しじれったくなります。ワードの起動完了に数十秒かかることがあるので、 エクセルの起動されるのがかなり後のタイミングになるのです。