開発じたばた日誌

Dialog Check編

　これはちと後悔の残るアプリです。なにが後悔かって？シェアウェアにしてしまったことです。この後悔があるので、FileSumは未来永劫フリーソフトにしようと誓ったのです。

　さて本題。まずこれを作ったきっかけから行きましょう。WinArrangeでいろいろなカスタマイズができるようにしていくと、設定ダイアログがだんだん大きくなっていきました。あるときユーザーからダイアログが画面からはみ出るので設定できないと指摘されました。しまった！！いつも高解像度のディスプレイでやっているのでVGAのことを忘れていた。

　だけどどうすりゃこのダイアログはVGAに納まるダイアログだとわかるんだ？いちいちVGAに切り替えてチェックするのかい？Win3.1の時代は解像度を切り替えるときリブートしなくてはいけないのです。私のようなせっかちな人間はダイアログの大きさチェックのためにリブートするなんて我慢できません。

　おう、そうだ。VGAの大きさのウィンドウを出して、それと比較すればいいんだ。こんなの簡単。ＶＢの画面の大きさをピクセル単位で指定するのはちょっとだけ面倒だけど、ワードを使うより簡単だ！わずか１時間程度で出来上がり。

　ところがこのころNIFTYで知り合ったある作者さんからの「お願い」が苦労の始まりでした。その作者さんの抱えている問題は、解像度の違うユーザーがその作者さんのソフトを使うとビットマップボタンの絵がボタンからはみ出したり、絵がとても小さくなったりするということでした。作者さんのお願いとはこういう現象をチェックできないかということでした。

　いきなり未知の世界に突入しました。ビットマップボタン！！！ああ、あこがれのビットマップボタン。当時の私にはまだ実現できないビットマップボタンを調べるなんて！！！