開発じたばた日誌
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FileSum編
FileSumもVBで作成した16ビット版があります。これはフリーソフトということもあり、使用している人は
わりと多いんじゃないかな?せいぜい53億人程度は使っているはずです。
これを作ったきっかけというのはみなさんがFileSumを使う時に思っていることと同じです。
オフィスのような巨大アプリをインストールしたけど、どれくらいHDDを使っているんだろう??
こういうアプリは入り込んだら二度と出られなくなるような迷宮ディレクトリをつくるので簡単にはわかりません。
自分で計算するなんてめんどうくさい〜〜〜。そうだ!!!パソコンに計算させればいいんだ!!
ソフトのアイディアは不便だと感じたときにでるのです。
まずインターフェースをどんなのにするか考えます。やっぱ「ちょっと見る」みたいに
簡単な操作がいい(単純なアプリだし)。ドライブを選択して、ドン!で調査するのが手軽でいいな。
てなわけで、最初はドライブ選択とスタートボタンぐらいしかついていないものをつくりました。
さて次は実際の処理です。前作ちょっと見るで会得した「全ディレクトリをもれなく探す」アルゴリズムを
使って、ファイル容量の合計を計算していきます。ここでちょっとめんどうな処理が入ります。
FileSumの結果は、たとえばWindowsディレクトリの容量はその下の全てのディレクトリに含まれるファイルサイズを
合計したものを表します。従って\Windows\systemにあるファイルはルートの容量にも加えなくてはいけないし、\Windows
の容量にも加えないといけないし、\Windows\Systemにも加えなくてはいけません。
つまり、自分が調査しているファイルサイズをどのディレクトリのサイズに加算していくか
わかっていないといけないのです。な〜んだ、そんなの当たり前じゃないと思うでしょ。結構めんどうくさいんですよこれが
。
サイズを合計する処理はなんとかできましたが、さらに大きな壁がやってきました。FileSumの目標として
わかりやすいものをめざしていました。そこでファイルマネージャーのようなツリー構造の横に棒グラフを
表示することを思いついたのです。このツリー構造が問題です。
ツリー構造はDOS時代にエコロジーとかFDでおなじみなのでなにをいまさらと思うでしょうが、自分で
この絵をかくのはかなり骨が折れます。といっても線を引くのが面倒なんじゃないですよ。どん線を引くか
決定するのが面倒なんです。