開発じたばた日誌
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これまでの開発をどのようにしてきたかを、
プログラミングしない人でもわかるように(ホントかよ)、笑える読み物のように
書いていきたいと思います。どうぞおつきあいください。
笑える部分が多いときはビールをたくさん飲んで書いていると思ってください。
黎明編
最初に作ったのは「ちょっと見る」だったと思います。これは16ビットものでVB(ビジュアルベーシック)で作ったものです。
このころはMS−C7.0の時代で、覚えたばかりのC++で、無謀にもMFCで「ウィンドウを
出してみるかな」などと思ったのが間違いのもと。C7には、今で言うウィザードなどあるはずもなく、
窓を出すだけで一週間くらいかかってしまいました。
さらにコモンダイアログもあるわけなくて、「開く」のダイアログを出すために、コンボボックス、
リストボックス、エディットボックスと格闘!!!
こんなわけで、すっかりC,C++で窓を作るのがいやになったわけです。
こんなときに目についたのがVB。自分の苦労が馬鹿に思えるほど簡単に窓が出るじゃないですか。
一週間かかることが5分でできてしまう。こうしてVBへの傾倒が始まりました。今から思えば
しょうがないことです。
ちょっと見る編 1
さてVBの本を読んでみるとビットマップの表示がたった1行でできるとわかりました。
グラフィックの表示なんて、どんなにややこしいことやってるんだろうと思っていた私にとって
これは衝撃です。さて、ひとつこいつを利用してやろう。
どんなものをつくれば役に立つだろう。一番手軽なのが、ユーザーが見たいファイルを指定して「開く」ってやつ。
でもこれがいったいどれほど便利で、どれほど役に立つっていうの。こんなのペイントブラシにも劣るじゃない
(ペイントは編集もできるからね)。なんも価値もない。
そこで思いついたのが、「開く」なんてしなくてもいいアプリをつくろうってことです。全部のディレクトリ
からもれなくビットマップファイルを探しだし、順番に見ていく。これなら楽チンだ
(ユーザーはね でも作者は大変)。
さてここで大問題があります。どうやったら「もれなく全てのディレクトリ」からファイルを探すことが
できるんだろう。アルゴリズムの解説なんてしないけれど、ここで思いついたアルゴリズムが次作
FileSumにつながっていくのです。
なんて偉そうなことを書いたけど、今から思えば再帰呼び出しを使えば
もっとシンプルなアルゴリズムになったなぁと反省。
ウィンドウの構成も迷いました。とにかく直感的に簡単に操作できるようにしたい。画像もできるだけ大きく
みえるようにしたい。ツールバーのようなものをつけると、どうしても画像表示部分は小さくなります。
でも検索ドライブ指定も必要だし...すったもんだで現在の画像+コントロールウィンドウの構成になりました。
しかしこの構成は操作しにくいことがあります。画像を大きくして、コントロールウィンドウが隠れているときです。
もっといいウィンドウ構成を思いついたら改造するかな。