インド デリー・プネの旅 2001

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 またしても海外出張に行くことになった。 しかも今回は一人でインドだ。G社へ出向いていろいろ話を伺う。 チケットの関係で12日間の旅程だが、仕事はたったの5日間しかない。

 インドはカモられる。インドは病気になる。インドは怖い。 いままでインドに無関心だったが、いざ行くとなっていろいろ調べるとこんな印象を持った。

 旅行ガイドブックを買い、注意事項を頭に入れた。 やっぱりイギリスと違い、いろいろ気を配ることが多い。


 8/25(土) 到着
 デリーに到着。 到着ロビーは工事をしているためぼろい。 普通両替所の両替する人の背後には決して行けないのだが、行けてしまうのだ。 後ろは工事中でブルーシートがかけてあるだけで、簡単に背後をとれるのだ。 ハローって肩をたたける。

 さてTCを現金(ルピー)に交換する。 200ドル程度あれば十分でしょうと思ったら50ルピーのすごい札束をくれた。 この札束を二つくれようとするので、財布に入らないよというと、残りは500ルピー札をくれた。 TCがたったの4枚でとんでもない札束になった。

 ガイドブックには、平均GNPは370ドルと書いてあった。 この数値は古いものとは思うが、それでも200ドルは結構いい金である。

 さてガイドブックにあるように空港をでたらプリペイドタクシーに乗る。 ガイドブックにはプリペイドタクシーのブースとあるが、ブースではなく ほったて小屋 である。 タクシーもいきなり怪しさ満点である。 ガイドブックお勧めのタクシーですらこんなに怪しい。 しかも彼ら(運転手は二人組)はカニシカホテルの名前を言っても どこかわからなかった。 おいおい本当に運転手やってるのか?住所を教えてやっとたどり着いた。

 しかも途中でどのホテルにいくのかとか、予約してあるのかとか、同じことを何度もしつこく聞いてくる。 まさしくどこかのホームページの体験談そのままである。 しかも予約してあるといっているのに、 とあるホテルの名刺を出してここにとまったらどうかと言ってくる。 やつらのつるんでいるホテルだな。

 こちらは一人であちらは二人。 少々気味が悪い。 まさか頭に銃をつきつけられて身ぐるみはがされるんじゃないだろうかと不安になっていたらホテルについた。 どうやら力ずくでどうこうするのではなく、言葉たくみに勧める手口を使うらしい。 まあインド人は体もそんなに大きくないし、1対1なら日本人でも勝てるかも。

 妻が出発直前に渡してくれたとあるホームページの体験談が非常に役に立った。 とにかくはっきりことわらないとだめである。

 ホテルの移動途中で、道路の 中央分離帯のようなところで寝ている人 がたくさんいた。 まったくたまげた。寝返りをして道に落ちたら車に引かれて死ぬぞ。

 路上の物売り、牛、クラクションをならしまくって走る車(こちらではこれが普通)、暗闇のなか 初めて見る光景にこれからの旅に不安を覚える。

 ホテルに無事についた。わりと広い部屋である。 日本円で1万円程度だから相当なものである。 さて水はと思い、ミネラルウオーターを見た。 三本もあると喜んでいたら、 キャップの封が切れていた。 再利用されている。 ガイドブックのとおりである。 ホテルでもこうなのか。

 ガイドブックにはこう書いてあった。 ペットボトルのミネラルウオーターでも封が切れていると中の水はどこの水かわからないと。 ここはホテルだからたぶんホテルの蛇口の水だろう。 つまり飲んではいけない水だ。

 ルームサービスでミネラルウォータを注文し、封が切れていないことを確認して飲んだ。

 一日目はガイドブックやホームページ体験談の注意事項がとても役に立った。

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