「越中八十八ケ所」めぐり

                               作 井 英 人

         

 富山県には、歴史のある山岳信仰や仏教等の神社・仏閣が数多くあります。それらを八十八ヶ所選定し、それらを

巡礼するコースを設定してはどうでしょうか。八十八ヶ所巡りでは、「四国八十八ヶ所」が我が国では、最も有名ですが、

「四国遍路」とも言われ、巡礼する方は「お遍路さん」と呼ばれています。県内の歴史のある神社・仏閣を訪れるコースを

設定し、県外の観光客が巡礼することにより、本県の滞在型の観光に大いに資するものと期待されます。県民にとっても、

巡礼することにより県内の神社・仏閣の物語を学ぶ機会となるでしょう。

 本県内でコースを設定する場合には、神社・仏閣の理解と協力が必要となります。八十八ヶ所を選定するための条件

としては、

(1)歴史や故事のある神社・仏閣であること

(2)巡礼者に対して、朱印帳に記載することが可能であること

などが考えられます。

 選定後には、ガイドブックや朱印帳、道路標識など様々なアイテムが必要となってきます。巡礼に対する県民の理解、

民間や県内自治体の協力も必要です。


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