富山県立の総合的な博物館を設置しよう!
〜富山県庁本館を博物館に活用〜
作 井 英 人
この提案は、私はかねてから思っていましたが、富山県庁本庁舎を総合的な県立博物館に
活用しようという提案です。
<本文>
富山県には、県立の「立山博物館」や市町村立の博物館がいくつか設置されていま
すが、現在、富山県の郷土の歴史や産業、文化などを総合的に展示する博物館はありま
せん。富山県民や県外の方に、富山県をより深く理解していただき、次代を担う子供たちに
郷土愛を育む博物館は非常に意義があると思います。
去る令和7年1月31日(金)付けの北日本新聞の1面に、富山県議会の政党が県への
要望に、県庁舎の新設を要望し、現本館を別目的で活用という記事が掲載されていました。
現在の県庁本館は、昭和10年に建設され、太平洋戦争の空襲にも耐え残った堅牢で魅力の
ある建造物で、2015年に国の登録有形文化財にもなっています。筆者は、以前、北海道庁旧本舎
(赤れんが庁舎)を訪れたことがありますが、富山県庁本館も、博物館として多くの方が訪問
していただく施設に生まれ変わることを期待します。施設内には、現在の間取りを活用し、
博物館の常設展示室、企画展室、レストラン、ショップ、会議室などにリフォームします。
そのためには、現本庁舎を移転する必要がありますが、建設場所として県有地となった
旧NHK富山支局跡地に、高層の新庁舎を建設したら良いと思います。併せて、富山市駅前の
活性化策として、富山駅から富山県庁、富山市役所までの城址大通りに地下道を通し、地下の
商店街を造ったらどうでしょうか。
この計画を実現するためには、10年ぐらいの年月と多額の建設費がかかると思いますが、
置県150年に向けて推進するに値する事業と思います。
なお、現在のNHK跡地については、計画が固まるまでの暫定的な有効利用として、能登地震と
被災者の支援のための募金型駐車場として利用したらどうでしょうか。
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