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非常にタイトなスケジュールでリリースを進めるSAIDERAに代わり、勝手にinfoページを作りました。
以下はSAIDERA RECORDSが作成した解説です。
但し、驚きの価格は上のbannerで通販を申し込んで直接確認して下さい。
真面目な話、SAIDERAで買うことをおすすめします。

祝!再始動 ZE Records! あの「ZE Records」が帰って来ます!「Downtown81」、
「disco not disco」、「Anti NY」に続いて、待たれていた真打ちの登場です!
New York Punk/「No New York」当時/直後のNew Yorkの猥雑さ、ジャンル細分化前の自由さ、
異種混合感、オホラカさ、どうにもケイオティックでアーバンな1970代終わり〜80年代初頭の
NY、パリを記録したのが、「ZE RECORDS」です。
TrevorJackson(Output/Playgroup), James Murphy(DFA/LCD Soundsystem), DJHell,
2 Many DJ's....が「ZE」再始動を祝い、今後のリリースに積極的に関わることをすでに表明しております!
NEW WAVE世代のみならず、ZEを知らない、今、TheRapture/Liars/Radio 4などを聴く,
10代〜20代の方々もシェアできる何かがこの集まり/ZE 音源には潜んでいるはずです。
全タイトル2003年、オリジナルマスターテープよりリマスタリングされた、
今聴いてもフレッシュな音源の数々、今こそ伝承する時です!
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artist : Various Artists
tittle : New York NO WAVE : LOWER EAST SIDE
STORY
CD : format : 1CD catalogue number : ZECD 01
アナログ : format : 2LP catalogue number : ZELP 01
The Ultimate east village 80's soundtrack!!
全22曲収録(アナログは数曲ボーナストラックを収録予定)
James White & the
Blacks、Lizzy Mercier Descloux、Lydia Lunch、Suicide、Mars、
Teenage Jesus & the Jerks、 Rosa Yemen、Arto / Neto (Arto Lindsay)、TheContortions
などなど。
名盤「No New York」に参加したバンドを中心にほぼ同時期の No Wave シーンを記録した強力な音源ばかりです。
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artist : Various Artists
tittle : Mutant Disco : A Subtle Dislocation of the Norm
CD: format : 2CD catalogue number : ZECD 02
アナログ : format : 2LP catalogue number : ZELP 02
Kid Creole & the Coconuts、Coati Mundi、Aural Exciters、Don Armando’s
2nd
Ave. Rhumba Band、 Gichy Dan、Was (not was) 、Material & Nona Hendryx
、Cristina、
Caroline Loeb、The Waitresses 、Marie & les Garcons、Casino Music
など全25曲収録。Rock〜Disco/Garage~Latin~Technoが普通に隣り合わせだった
僅か数年の間に録音された、まさに突然変異したダンス・クラッシックス満載です。
アナログはCDよりも収録曲数が少ないです。
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artist : James White
tittle : Contort Yourself
format : Maxi single 12" inch vinyl catalogue number :
ZE1201
「NO New York」もこの人がいなければ、歴史に残るものにならなかったかもしれません。
芸風は決して広い人ではありませんが、とにかく昨今話題になっているバンドのお手本となっていること、
クラッシックであることは間違いありません。頭でなく、Body&Soul で作った軟派と硬派が宿った
色んな意味で奇跡的な一曲であります。
全4曲収録、「Contort Yourself」のContortions version, August Darnell remix
!、
アルバム「Off White」versionの3 version! が収録されています。
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arartist : Aural Exciters
tittle : Emile (Night Rate)
format : Maxi single
12" inch single catalogue number : ZE1202
ZE 音源の大半の録音を手掛け、Sun Ra~Salsoul/Prelude/Sleeping Bag 音源
〜Arthur Russell~Daniel
Wang らの作品に関わった名エンジニア/Blank Tape
Studio オーナーである、ボブ・ブランクとZE オールスターズ(James
Chance、Pat
Place、Lizzy Mercier Descloux、August Darnell、Coati Mundi、Ron Rogers
そして
Taana Gardner など)による、アフターアワーズ・パーティーバンドの唯一のアルバム
「Spooks in Space」1979より4曲収録。Massive Attack、Grace Jones他作品の
青写真と言われるクラッシック、Emile (Night Rate)ももちろん収録されています。
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「ZE RECORDS」
BACK TO THE FUTURE. NO SUBSTITUDE GET THE REAL THING!
ZE Records は1978年、ニューヨークでイギリス人・マイケル・ジルカ、フランス人・ミッシェル・エステバンの二人によって設立された。
レーベル名のZEとは二人の名字の頭文字を取ったもの。1975年にオックスフォード大学を卒業した、マイケルはニューヨークに住み、
75〜78年まで出版の世界で生計を立てながら、新聞「VillageVoice」の文化欄に寄稿していた。ミッシェルはパリとニューヨークで
美術を学び、数カ月におよぶケルアックのような旅をした後に、1975年パリに戻った。パリの中心部に「HARRY
COVER」という
イギリスやアメリカからの輸入盤、Tシャツを扱う店を開き、地下にあったその店はたちまちパリのニューウェーブバンドがリハーサル
する場所、ハイプの震源地となった。75〜76年にかけてミッシェルは「ROCK NEWS」というパリで最初のパンクマガジンを発行し、
ロンドン、ニューヨーク、パリで起りつつあった新たな動きをいち早くリポートした。77年にはパティ・スミスの詩集・「WITT」、
「THE NIGHT」を出版。77年にフランスのニューウェーブバンド「Marie et lesgarcons」と契約し、音楽制作を始めたミッシェルは
ジョン・ケールに彼らのシングルのプロデュースを依頼する。パティ・スミスを通じてジョンを紹介された時、彼は彼女の1st
アルバム
「Horses」をプロデュースしているところだった。当時、ジョンとパティのマネージャーしていた、ジェーン・フリードマンと新たに
レーベルを設立しようと思い立った、ジョンはミッシェルとマイケルを引き合わせる。ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのファンだった
彼ら二人はジェーンとジョンと共に「SPY Records」を始める。「Marie et les
garcons」をはじめ、すべてのシングルをジョンが
プロデュースした。SPY Records のカタログにはHarry Toledo、The Necessaries
(Arthur Russellのバンド)、
Lester Bangs、Bob Neuwirth の名前もある。こんなことからもBob Dylan/Velvet Underground 以降も
ニューヨーク周辺のミュージシャンたちは確実につながっていたことがうかがえる。
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4人の共同作業は数カ月続いたが、マイケルとミッシェルは新たに「ZE Records」を設立することを決意する。
70年代後半のパンク、ニューウェーブの急速的な盛り上がりの後、多くのミュージシャン志望、ライター、画家、映画作家、
流れ者たちが出会い、それまでのミュージック・ビジネスをはねつける、逸脱した新たな音楽シーンを築いた。
ZEはこういった都市に住む、破壊しては新たな方向を探り、探究する仲間に避難所/実験室を与えた。1年後、
アイランドレコードのクリス・ブラックウェルがやって来て、原盤供給契約を持ちかけ、ZEは世界的に注目されることになる......
二人はニューヨークとパリを行き来し、走りながら考え、当時、各都市で起っていた音楽をいち早く記録した。リリースされた作品も
当時の空気を色濃く反映した、DISCO/DANCE系、NO NEW YORK 以降のNO WAVE 系のアーティストの作品が大半を占めるが、
それぞれがなんともこの時代ならではのクロスオーヴァー感があり、ジャンル細分化前の自由さ、面白さに満ちている。
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インディペンデントとして僅か2〜3年の間に急速に発展したZE は独自の感性をもっ て、カオティックではあるが、
筋の通った世界をもつ、現実離れした存在となった。 ニューヨーク・アンダーグラウンドシーン、曲を書くことのできる強烈な
個性たちの 隠れ家となった。ジョン・ピールは1980年のメロディ・メイカー誌にZEのことを世界一のインディペンデント・レーベルと
書いている。
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ZEから作品を発表した主なアーティストは Lizzy Mercier Descloux/Rosa Yemen、James
White & The Blacks/The
Contortions、Suicide/Alan Vega、Mars、ArtoLindsay、Teenage Jesus &
The Jerks/Lydia Lunch、
Kid Creole & the Coconuts 、Cristina 、Coati Mundi 、Was (not Was)
、Aural Exciters 、Garcons 、
Don Armando's 2nd Av. Rumba Band 、Material 、Gichi Dan 、Daisy Chain、Suicide
Romeo などなど。
その後の音楽の青写真がこのレーベルの音源に多数秘められている。例えばAural
Excitersの曲をGrace Jones
「Nightclubbing'」Massive Attack「SafeFrom Harm」と聴き比べてみてほしい。ZE作品の多くの録音を手掛けた、Bob
Blank
から始まるリンク(その範囲はSun Ra~Salsoul/Prelude/Sleeping bag~Arthur
Russellまで)を辿るだけで、
1980年前後のニューヨークのジャンルを超えた交流が見えてくる。
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84〜89年、ミッシェルはひとりになって、Lizzy Mercier Descloux、LIOのプロデューサーとなって、多くのヒット作を手掛けた。
その後、マイケルはテキサスのヒューストンに住み、たいへんな実業家となった。映画「DOWNTOWN
81」の制作総指揮の
クレジットにマイケルの名前が連なっているのを御存知だろうか?ごく一部のカタログを除いて、CD化されないまま、ここ10数年
埋もれていた感じのある、ZE 音源だが、パリを拠点にミッシェル・エステバン自らの手によって、再始動することになった。
それも昨今の世界的なニューウェイブ・リヴァイヴァルの流れもあってという簡単な事情だけではなさそうだ。
カタログをバラ売りするかのように世界各地の色々なレーベルからバラバラに再発されるのがいやだという原盤を制作した人間
ならではの気持ちも再始動の理由のひとつであるらしいが、何より「ZE」の全カタログを引き受けられる自由で懷の大きい
レーベルはないのだから自分でやるのが一番だし、何より新たに世に送り出したいアーティストがいるのだと言う。
Trevor Jackson ( Playgroup/ Output )、James Murphy ( LCD Soundsystem
/DFA)、2 Many DJ's、DJ Hell と
いった、ZE の子供たちと言ってもよい人々が今後のZE Records の活動に積極的に関わることをすでに表明しています。
また、パリのセレクトショップ・コレットと共同作業でZE Records のアートワーク、ポスター等をまとめた本の出版も予定されています。
James White もライブ活動を再開してますが、Lizzy Mercier Descloux、August
Darnell らの再始動もあるかもしれません。
そして何よりミッシェルがどんなニューアーティストを紹介するのかが大いに気になるところです。
text by Mr. TOMITA, SAIDERA RECORDS
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