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 社長
徳堂勲投稿コーナー
2000年(平成12年) 11月30日   北日本新聞 談論自由席

境界のトラブル増加 登記で未然に防止を

  昭和二十五年に土地家屋調査士法が制定され、今年は五十周年の記念すべき年を迎 えました。私たち土地家屋調査士会では、この節目を迎え新世紀での法律家への挑戦 と表示登記制度の周知と拡充を図るため、法務省の協賛を得ながら、「境界キヤンペー ン」「表示登記お済みですかキャンペーン」を提言し啓発運動を展開しているところです。

 土地の境界といえば昔から石積み、塀、垣、または境界の目的のために木を植え、あ るいは標石を埋めるなどして先人は自分の土地を守ってきました。高度経済成長時代を迎え、大型開発や公共事業が行われ、以前の目印がほとんど失 われ、最近は境界をめぐるトラブルが各地で多くなっています。
自分の土地を自分で管理しながら、現地や土地測量図に土地の境界位置関係を明ら かにして境界争いを未然に防止しようとするのが「境界キャンペーン」の目的とするとこ ろです。

 不動産登記法ではすべての不動産の現況を正確に公簿(登記簿)に記載をすることとさ れており、所有者には、土地や建物の表示登記、滅失登記、地目変更登記などを一ヶ 月以内に登記することが義務づけられています。「表示登記お済みですかキャンペーン 」は、これを機会に建物は現状の姿で登記樽に記載されているか、取り壊された建物は 滅失登記されているか、宅地などに地目変更登記がされているかなど、自分の所有す る不動産を今一度、確認することを提唱するものです。

 二十一世紀を目前に高度情報化の波が押し寄せており、自宅や事業所のパソコンから 登記情報が入手できるインターネット登記情報提供サービスや地図のコンピューター化 が進められています。規制緩和や司法改革を身近にとらえ、「裁判外境界紛争解決制 度」の実現が待たれています。

 こんな時代だからこそ、大切な自分の土地や建物を自分で確認と管理をして確実に IT時代を迎えたいものです。


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