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男女共同参画と女性

(平成15年6月29日 於:サンフォルテ)
県内の女性議員の会の主催のシンポジウムで話した内容を含む

 

市町村合併と女性対策

男女共同参画基本法では、市町村も計画策定の努力義務が規定されているし、県の計画書にも市町村の役割が書いてある。35市町村中、策定しているのが、9市と8町。わが立山町はまだだ。
 男女共同参画の問題を社会教育課に担当させて、女性団体の顔役の人にほら、啓発だと言って、講演会をやって、お茶を濁しているところが多いのではないか。今日の講演のように、男女共同参画を市町村の施策の柱にしていかねばならない。計画を進めるには、政策決定の場、雇用、慣習の問題なと各課にまたがる。やはり、自治体の総務や企画部門にちゃんと係をおいて、総合的に進めていかねばならない。しかし、小さな町では、そこに人を充てる余裕はない。某県内の市町村をみると、人口7万人規模の市になると女性担当なり、係をおいているようだ。担当者に本音のところを聞くと、印刷費の予算が付けば、他の自治体の計画書に立山町と町名を置き換える。もう少し予算が付けば、総合計画のようにコンサルに委託して、イラストなんかいれて見栄えをよくする程度できればベストという。小規模な町村だと、きめ細やかな行政サービスというが、私に言わせれば、おおざっぱ、やっつけ仕事の行政だと思う。小規模な町村ほど、男尊女卑の考えが残っているのに。

女性の視点・生活者の視点

これまでの行政は、サプライサイド・供給する側の視点での発想が多かった。3月の定例会で、町長に対し「民意と自分のまちづくりの思いとどちらが優先するか」と聞いたら、「私のビジョンだ。」と答えた。これをリーダーシップだと言う人がいるけど、はき違えていると思う。個人消費が落ち込んでいる中でも、元気のいい企業は、綿密なマーケティングをしていて、消費者が何を欲しているか、何をしたがっているかを的確に察知している。そういう企業は、伸びている。樋口(蓮田市)市長さんのお話のように、個人、個人が、特に声の小さい人が何を望んでいるかを把握し、消費者・生活者の視点に立って、行政をしなければならない。俺についてこいでは、後でしっぺ返しがあると思う。

これからの地方議員とは

かといって、ひとりひとりの要望を全部、行政に反映することもできないし、間違った要望もあるかもしれない。だからこそ、私たち議員一人一人が、行政全般、オールラウンドでなければいけないと思う。「いや、これは法律の制約があるよ。気持ちはわかるけど、財源がないよ。この仕事にお金をかけると、他の福祉サービスの予算が削られることになるけど、それでもいいですか?」と言った具合に、議会が抱えている情報を明らかにして、そして、住民に尋ねる作業が求められる。

女性と選挙

とかく、政治をめざす女性陣はオヤジ議員の間、男社会の中で大変な苦労され、または、男社会に入らねばと、頑張っておられるようだが、私は、男議員が女性社会に入らなければならない時代だと思う。これからの地方政治の課題と言えば、ごみリサイクルなど環境、介護、少子化対策など、皆、女性に頼ってきた分野だ。いま手元にあるペットボト。どれがリサイクルできるのか、オヤジ議員はほとんど知らない。自信をもって、政策の勉強をされればいい。そして、自分の思いをぶつける。金もない、地盤もないものに、情熱がなかったら、何もない。まず、情熱。そして行動にあらわす。そしたら、人は助けてくれると思う。

男女共同参画を実現するには

 男女共同参画社会。やっぱり、私のような子どもをもつ親の責任、教育は大事。
今日、坂東さんの講演では女性議員を増やすために諸外国でどういった取り組みをしているか、だったが、1人2人の議員を増やすという、そういう考え方なら、やっぱり首長。しかし、女性なら誰でもいいというのでは、それこそ男女共同参画ではない。有能な方がおられて、その方がたまたま女性であれば、私は、議員をやめてでも、選挙に加わりたいと思っている。地域のボスを抑えておけば、スムーズに事を運べるというお上も、そして、地域のボスたちも「ああ、時代が変わったんだなあ。」と気づくだろうし、サプライサイドの行政から、ユーザーサイドからの行政、つまり住民みんなが納得できる行政に変わる、これこそ、社会全体の構造改革がつながると思っている。
 そして、もうひとこと。女性議員だけで群れていても人は寄らない。主義・主張を同じくするもの同志で、政策の勉強などお互いのレベルアップを図る作業に移るべきだ。そしたら、「いい勉強しているな、俺も入れてくれよ」と、今度は男の議員も寄ってくるようになると思う。

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