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誰かひとりがはじめなければ     
           何もはじまらない

(平成17年12月18日 後援会総会 於:町民会館)

 

町内を歩いていると、時折、言われることがあります。
「なぜ、町長1期しかやっていない人に戦いを挑むのか? あんたも、まだ40歳。もう何年か待っていたら、こんな苦労することはなかったのではないか。選挙も楽だったのではないか」と、
結論から言うと、あの方のこれまでの4年間の政治をみていて、また4年間もこんな行政が続かせるわけにはいかないと思ったからです。
じゃあ、どうして、だめなのか。この数年間で、国と町との関係は大きく変わりましたし、まだまだ変わります。だからこそ、町の財政のこと、数字が並んで、難しいよと言われますが、毎晩の町政報告会で、粘り強く説明する作業を続けているのです。

そんなことを言っていても、勝てなければ意味がない。もっと夢があるものをぶち上げないと、とも言われます。
 確かにそうかもしれない。しかし、「あれを作ります。これをやります。無料にします。」と言っても、どこにお金があるのか。財政的な根拠もない。その場限りのスローガン、人気取りでいいのか。そういう無責任なことを私は言えない。

現町政の、世界に誇れる町という「華やか」な行政に対して、私がやろうとしていることは、一見「地味」に見えるかもしれない。
しかし、町の特色を出そうと、何か目新しいことに飛びつくということは、結局、何かの予算が削られる。一部の人の意見を反映すると、誰かが、全体が犠牲になるということを、私たちは見落としてはならないのであります。

私は、いま40歳。二人の子どもは、まだ小学生です。ということは、10年経っても50歳、子どもは、中学・高校と進む。つまり、自分の政策が、政治的判断が、そのまま、自分の身に、自分の子どもたちの教育や生活環境にそのまま、降りかかってくるのです。
だからこそ、私たちは、子どもたちの将来、私たちの生活を第一として、今、やらなければならないことをやりたいのです。

昨今、多くの人から見えてくる「不安感」。このままでいいのかという。
まずは、人口28000人、町税収入も27億円程度のこの町で、身の丈にあった行政を。安いからと言って、施設を増やせば、結局、維持費がかかる。だからこそ、コンパクトなまちづくりをしたいのです。もちろん、バスや電車の利便性や、安全面も重要です。
ほかにも不安が沢山あります。農業もそうでしょう。私は安心してもらえるだけの根拠、いわば、「安心力」を掲げたいのです。
そして、教育です。もし、ある街に住みたくなる理由に、どれか一番を付けるとしたら、やっぱり、教育だと思う。私は、何をさておいても、教育に力をいれたい。
そのためには、今のように、華やかなことばかりにお金と、特に労力を割くような行政をやめなければならない。かつ、計画中の道路やその他の事業でも、いくつかはやめなければならない。「やめる」勇気も必要です。

「誰がやっても変わらない」「そんな、かっこいいこと言ったって、ひとりでは何もできない。」と、冷めている人もおられます。確かに、私自身が、最適の人間かと言えば、そうではない。私の妻も、そして、私自身が一番わかっています。
しかし、誰かひとりが始めなければ何も始まらないでしょう。私は、こうして、この演題に立っている。皆さんもここにいる。
相手は巨大です。しかし、戦いはこれからです。市町村は何のためにあるのか? 誰のためにあるのか? いま、住んでいる人のために、本当の困っている人を助けるための政治にするために、ぜひ、力を貸してください。
 

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