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これまでの大勇

大勇24号平成1711

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格差拡がる行政サービスの水準

                      立山町と富山市を比較して今後を予測してみる

4月24日、新富山市の市長・市議会選挙が終わり、名実とも「新富山市」がスタートしました。地方分権、少子高齢化の進行による扶助(福祉)費の増大、厳しい財政状況などの課題に対応するために合併が進んでいます。来年の4月には富山県内では、「町・村」は5だけになるようです。 

さて、「残されたわが町はどうなるのか? 暮らしはどうなるのか?」と、心配されている方も多いはず。そこで、新富山市と立山町の行政サービスの水準を比較した上で、さらに三位一体改革の進展により、立山町の今後を推測してみました。グラフの通り、各種公共料金や福祉サービスのメニューなど、現段階でも格差がありますが、三位一体改革により、ますます格差が拡がるものと思われます。もちろん、富山市においても年々水準が下がっていきます。これは、少子高齢化の進行が主な要因です。

一方、立山町では、富山市よりも落ち込みが大きくなります。確かに町は行政改革を進めていますが限界もあります。それは、@小規模町村でも、特別職・行政職・議員という総務関係費用はかかる。A施設の統合を進めるための初期投資の費用と、統合による余剰職員の配置先がない、ということが挙げられます。さらに、国・県では合併した自治体をまず優先して支援していくことになっているためです。

町は、スイスや韓国などとの交流やイベントを開催するなど、この4年間で観光対策費を倍増させました。立山黒部アルペンルートという恵まれた観光資源を活かすことは当然ですし、富山県としても力を入れております。しかし、その投資額に対して、税収や雇用など、そのまま町民全体に見返りがあるのかどうかを検証しなければなりません。現行の税制では、期待しているほどの税収増は見込めないからです。

 

 


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富山市と立山町の住民サービスを比較してみる

公共料金と税

水道料金と下水道料金

 4月分から下水道料金は、平均14.3%値上がりしました。(井戸水使用宅はそれ以上です。)

固定資産税

 

税率

富山市

1.40%

立山町

1.50%

 

ただし、旧富山市と旧婦中町の一部は都市計画税がかります。

 

 

 

 

 

保育料

 保育料金は、保護者の所得税額等によって、国で基準額が決まっています。新富山市は、平成22年には徴収基準の25%を負担することを見込んでいます。ちなみに立山町は、平成16年度では23.6%を負担しています。旧町村では、「上がったので、損をした」とか聞きますが、所得水準と税金の補填率があるので、損をしたとかどうかは、一概には言えません。

 

 

介護保険料

立山町は、上市町と舟橋村で組合を組織し運営しておりますが、65歳以上の方(第1号被保険者)の介護保険料は、要介護者の増加やサービスの利用に応じて変わります。18年度は、3年に一度の改定の年ですが、16年度の段階ですでに赤字(県から借金して運営)になっていることを考慮すると、18年度は月額基準額5千円を上回ることが予想されます

 

 

 

 

 

老人福祉

立山町にはなく、富山市では実施されているサービスをいくつかあげてみました。

 

@在宅での自立生活支援

配食サービス  昼・夕食を一食400円。☆安否確認にもつながる

 

A老人医療

医療保険適用分の自己負担分を全額助成

寝たきり高齢者(3カ月以上臥床し、食事・排便等日常生活に支障がある方で市長が認定した方)を対象。 ☆これはすごい。166月議会でも取り上げました。

 児童福祉

働く保護者を支援

富山市ファミリー・サポート・センター

「育児の援助を行いたい者」と「育児の援助を受けたい者」が会員となり、例えば、保育所の時間外や、児童が軽い病気のとき、会員が自宅で預かる。または、保護者に代わって保育所等への送迎など育児援助を行います。
1312月議会でも取り上げました。

 

その他

ごみの収集

不燃ごみ    月2回    空き缶・びん  月2回


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立山町が抱える課題       施設整備編

教育・福祉関連

 立山中央小学校体育館

 改築するには、東側道路を付け替える必要があり、調整に時間がかかっております。なお、体育館建設費自体は、文部科学省の補助金は得やすいようです。

 利田保育所

 利田小学校区では、およそ160人の児童が、何らかの保育所等に通っていますが、老朽化の著しい利田保育所の定員は90名であるため、70名が地区外に通っている計算になります。(16年度)しかし、町全体としては、子供が減っているために、町では新川保育所との統合を目指しています。

 

児童館

保健福祉総合施設

 町第8次総合計画の目玉事業だった、(仮称) 保健福祉総合施設は、平成13年の段階までは、立山土木事務所の南側に建設する予定でした。老朽化した老人福祉センターと手狭になった保健センター、新瀬戸児童館を統合しての複合施設は行革にもなり、300万円をかけて用地測量まで終えておりました。
ところが、141月の選挙後、予定地については白紙になってしまったのです。確かに町長が説明する通り、「13年春の段階で見込んでいた財源的に町にとって非常に有利な総務省の事業は、なくなったから」(本当は全部なくなったわけではない)とはいえ、県の某係長(当時)によれば、「少子化対策もあり、厚生労働省の児童福祉などの補助を受けてやる部分と総務省の予算でやる部分を組み合わせて(合わせ技)で建設できた」はずでした。
町では当初想定していた規模よりも縮小し、農業関連の有利な補助金を使って、建設を目指しておりますが、立地場所は不明です。
もったいないことをしました。

 

その他の施設 

役場庁舎

阪神大震災を受けての耐震調査によれば、震度6以上は耐えられないと聞いております。庁舎建設は、学校や保育所と違い、国の補助がまったくないこと。建築費用もある程度積み立てていないと、借金して建てることすら国は認めてくれません。今春、一階フロアーを明るくしましたが、強度が増したわけでもなく、老朽化は進みます。10年、20年後どうするのか?

 

河川改修

富立大橋が開通して、ますます富山市に近くなった利田地区。イオンだけではなく、住宅団地開発のうわさがあちこちで聞かれます。しかし、雨水貯水機能を果たしてきた田んぼが潰れるため、一気に農業用排水路に流れ込み、周辺で床下浸水などが起きて、下流域住民はこれ以上の開発に慎重です。町として、排水路を整備すべきですが、町にはその予算がありません。情けないことです。


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イオンはどうなったの?

平成158月の北日本新聞で利田地区に出店構想があると報道されて以来、「イオンは?」と町内外でよく聞かれます。
 私は、151月付けの大勇20号で
イオン出店構想と課題というタイトルで解説しましたが、(☆詳しくはHPで)現状は私の知っている限り以下の通りです。

1612、利田公民館でイオン鰍ニコンサルタント会社が、自治振興会役員らに今後の予定を説明しました。
「@開発予定面積は28ha。地権者(借地)からは概ね了解を得ている。A秋に簡単な測量を終えたので、これからプランニングに入りたい。B19年度開業目標だが、当該地域は、県が農業振興地域(原則として農地転用を禁止)に指定しているので、まだ不確定だ。」

 173、同公民館で振興会役員に対して、建物位置や出入り口などの大まかなイメージ図が提示され、今後は、希望があれば集落単位で説明会を開催することになりました。 地区住民の中には、交通・防犯・雨水排水対策など、さまざまな不安もあるので、十分な協議が望まれます。 一方、町当局は、イオン進出に対しては好意的ですが、開発の前提条件である県や国(4haを超える農地転用には農林水産大臣の許可が必要)を説得するには、かなりのエネルギーと時間が必要になります。

それは
@多額の補助金が使われた農道や用水路などの改修が終わってから、まだ、5年しか経っていない。A富立大橋の開通により、富山市が近くなった分、大和を核とした再開発が進められている市中心部商店街に多大な影響があると懸念されている。(上市町だけでなく、富山市商工会議所の中にも反対する動きがあります。)
 富立大橋の開通により、利田バイパスの沿線に進出を探る小売店などのうわさも聞きますが、イオンがどうなるかを見定めようという考えもあるそうです。
 四月現在は、各集落でイオンによる説明会が開催されています。

トピック

富立大橋から公園に入りやすくなりました。

歩いて常願川公園にはいるのに橋の歩道から、河川管理道路を使えば安全で便利。そこで、ゲートを開けてもらうよう、町から国土交通省に要請した結果、428日にゲートが開きました。

あとがき

4月28日、ナビオで街頭演説をしました。久しぶりだと、数字も忘れてしまっていることに気づきあせりました。これからも、ナビオさんのお許しがいただけば、マイクを握りたいと思います。