抜本的な雨水対策へ
浸水対策連絡協議会が設置される
『まず、安全であること、安心であること』 たてやまの勇気
平成11年12月議会で、舟橋貴之は「雨が降ると農業用排水路に水が溢れ、これを県単土地改良事業(県が4割、町が3割、農家が3割負担)という手法で、改修する従来の手法では限界だ。上市町も行っている専門家による雨水排水計画を策定し、国が下水道事業として積極的に取り組んでいくことを表明している今こそ、中新川公共下水道事務組合(現 中新川広域行政事務組合)を経由、窓口として、(仮称)雨水幹線事業に着手を」と訴えました。平成12年度に1千万円の予算で、コンサルタント会社に調査を委託。平成13年も6月議会で県からの補助金250万円を加えて、1千2百万円を使って、引き続き調査しつつ、来年度の事業実施をめざして、去る5月15日、待望の『立山町浸水対策連絡協議会』が設置されました。この協議会は、町助役を会長としていますが、県の土木部(河川課・都市計画課・下水道課・建築住宅課)と農林水産部、町の建設課・農林課・上下水道課等に加えて、地元土地改良区理事長や区長会長など、考えられる限りの関係者がメンバーとなっています。
今後、事務担当者による作業部会で「アクションプログラム(具体的な事業計画)」を作成し、平成14年度以降の事業(短期・中期・長期)を実施していくことになります。
平成13年6月定例会
6月定例会は、6月7日から19日までの13日間にわたって開催され、平成13年度補正予算や条例の改正など議案10件を審議し、皆可決されましたが、詳細については、町議会発行の「議会だより」で紹介されますので、省略します。
一般質問を行う本会議は、13日に開催。以下、舟橋の質問と答弁の要旨を掲載します。
@公平な健康診断を
舟橋「昨年12月議会で、富山医科薬科大学が担当する雄山中と立山中央小の児童が、一人一人耳を診てもらっていないと質問した。5月22日中央小学校の健診の様子を見学したが、『この子は聴力検査の結果が悪かった。鼻血が止まらない』と子供についている先生が若い医者にお願いした子だけ診てもらっていた。」
学校教育課長「雄山中については時間を延長して、一人一人耳鏡を使用し全員の健診を終えた。立山中央小については、次回から一人一人診てもらえるよう内諾を得ている。」
《質問のねらい》
5月22日、立山中央小学校1年生の耳鼻科健診を見学した。驚いたことに、まず、喉をみて、鼻を診て終わり。一人について10秒。一クラス40人近く児童がいたが、耳を診てもらった子は、1名ないし2名。耳の健診は倍以上に時間がかかる。一人につき百数十円で診てもらっているので、耳を診ているとお金にならないのか? これを取り上げた朝日新聞記者は、富山医科薬科大学の一部で疎まれていると話していた。
A利田小学校の増築を
舟橋「1年生が40人。来年も40人。あとひとりで2クラス分になるが教室がない。ランチルームには児童が入きれず、マルチパーパス言って聞こえはいいが、廊下の延長みたいなところで給食をとっている。16年度43人が入学予定。いますぐ増築に向けて作業開始を」
教育長「教室の増築・ランチルームの拡張など必要な整備措置を講じる考えだ。」
舟橋「未就学児医療費の還付の申請に毎月400人以上の方が1年間に12回もしくはそれに近い回数、役場を訪れている。これこそ「利用の多い窓口」ではないか。役場の窓口に来なくて済む「委任払い方式」にハードル(障害)があるのならば、それまでの間、時間外受付で対処できないか。」
健康福祉課長「住民生活課の窓口と同じように、住民サービスの面から、関係各課との調整すべき事項もあり、検討してまいりたい。」
B住民はお客様であり、株主であり、パートナーだ
舟橋「家で書類に必要事項を記入して、役場では提出するだけで済むように、各種申請書(住民票・幼児医療費助成申請書など)を町ホームページでダウンロードできるように。」
企画情報課長「先行している富山市などの例を参考にして、ダウンロードできる申請書の種類や様式、記載例などを検討し、今年度中には実施したい。」
《質問のねらい》
医療費助成が税金で賄われていることを自覚して欲しいとする県の意向と、領収証をチェックする職員の労務負担増(人件費増)に悩む町。明らかにこの制度が限界に来ている。しかし、町単独で実施となれば、町内の医療機関のみが対象となる。
C環境対策
舟橋「地球温暖化対策推進法が市町村に求める温室効果ガス等の削減計画を策定し、公表を求めていると平成11年9月議会で、 質問したが」
財政課長「14年度から18年度までの実行計画を13年度中を目途に作成したい。」
舟橋「再生できる紙・プラスチック製容器を分別しやすくするためにイラスト付き早わかり表の作成を。」
住民生活課長「昨年10月から五百石校下全域でモデル回収を行ってきたが、今後は町内の回収範囲を拡げる方向で地区説明会を準備。図柄を入れた案内パンフを全戸配布するとともにゴミステーションにも貼り看板を設置する。」
合併のメリット・デメリットを『町広報たてやま』に掲載予定
特集市町村合併についてパート 2
参考
総務省のホームページから
立山町と富山市の合併の場合 人口352,819人(平成7年国勢調査)
合併特例債
@建設事業(まちづくりのための建設事業に対する財政措置 総合福祉センターなどハコモノや道路も造れる)
標準事業費 232億円(全体から10か年の事業費)
借入限度額 220億円(標準全体事業費の95%)
普通交付税算入額額154億円(借入限度額の70%)
◆国が面倒みてくれる分
A振興基金(旧市町村単位の地域振興・住民の一体感醸成のため 行う基金造成 伝統文化伝承事業や商店街活性化対策にも使える)
上限 39億円(70%を交付税措置)
先進地視察報告
コミュニティバスとフレックスタイム制
総務常任委員会 5月23日〜25日 島根県平田市
Aフレックスタイム制
5月23日から25日まで総務常任委員会の行政視察として、島根県に行ってきました。
平田市は人口29千人余り。立山町と同規模。@コミュニティバス(生活バス)一畑電鉄鰍ェ路線バスから撤退ということを受けて公営化に。路線を増やし(12路線)、料金を格安にしたので、撤退時の1.5倍の乗客数。運行業務を財団法人に委託しているので、人件費を安く押さえているが、それでも年間4千万円が市会計から繰り入れて
夜間に活動することが多い用地交渉や介護保険の認定審査会担当者の健康面を考えて作ったという。しかし、時間外手当を支給しなくてもすむことから今後ますます厳しくなる地方財政を考慮すれば、全国的に拡がっていくのではないかと考えた。
その他に、出雲市の出雲ドーム。また、立山町では、15年度に保健福祉総合施設を、旧自治省のリーディングプロジェクトという地域総合整備事業債を活用して建設する予定だが、この事業で建設された邑智(おうち)町の「ゴールデンユートピアおうち」を見学した。
あとがき
小泉首相の高支持率とその発言をマスコミが取り上げることによって、役場内でも一部でしか議論にならなかった「地方交付税」の問題がクローズアップされてきた。街頭演説でもなかなか説明しづらい名称だ。仕組みはもっと複雑だ。減額の議論がされているが、今でも、国が金融機関等から借金して地方に配っている。いつかは……。借金は誰が返すのか。難しくても説明する勇気が必要だ。 (た)