現在、@のシングルが大ヒット中であるスピッツの2枚目のアルバム未収録集がリリースされた。数年前に『花鳥風月』というこの手のアルバムは、よっぽどファンであるかマニアしか買わないものだがスピッツは言うまでもなく、草野マサムネのソングライティングの素晴らしさから言えば、A面・B面、アルバム収録未収録なんか全く関係ないので、当然のことながら今回のリリースも楽しみにしてた。
石田小吉と共同プロデュースし、マンネリ気味だったサウンドに新しい風を入れることに成功した『ハヤブサ』、そしてプロデューサー亀田誠治を迎え入れての大傑作になった『三日月ロック』からのシングルのB面曲、同時期にレコーディングされながらもアルバムに収録されなかったシングルE(『ハヤブサ』にアルバムヴァージョjンとして、石田と改作)Lも収録されている。そして、現在廃盤になってしまった『99ep』からACFを収録。目玉は、デビュー前のデモ音源をリマスタリングし収録したMも。
どの曲も非常に懐かしいのだが、マサムネの声にエフェクトをかけたE、RAMONESもびっくりのIを聴けば彼らがロック少年だったころが充分に伝わってくる。
<お薦め度>★★★★☆
2004/3/20 |