CONTARABAND / VELVET REVOLVER 
2004.6リリース  RCA 

01. SUCKER TRAIN BLUES
02. DO IT FOR THE KIDS
03. BIG MACHINE
04. ILLEGAL i SONG
05. SPECTACLE
06. FALL TO PIECES
07. HEADSPACE
08. SUPERHUMAN
09. SET ME FREE
10. YOU GOT NO RIGHT
11. SLITHER
12. DIRTY LITTLE THING
13. LOVING THE ALIEN
14. BODIES(LIVE)
 
Produced by JOSH ABRAHAM & VELVET REVOLVER

  
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 今年最大のスーパーグループの誕生。元ガンズ・アンド・ローゼズ(以下GN’R)のスラッシュ、ダフ・マッケイガン、マット・ソーラムが、2002年にランディ・カストロのベネフィット/トリビュート・イベントのバックバンドとして結成されたのが発端。当日、バックチェリーのジョシュア・トッドがヴォーカルとして参加したものが話題になり、噂どおりバンド結成に向けて活動を共にするが、上手くいかず訣別。
 セカンドギタリストには、イジー・ストラドリンが参加するのではと噂される中、実際に参加したのはスラッシュのハイスクール時代の友人であるというデイヴ・クシュナー。

 ヴォーカルには、解散寸前だったストーン・テンプル・パイロッツのヤク中問題児、スコット・ウェイランドを迎え結成に至る。映画『ハルク』に「セット・ミー・フリー」、『ミニミニ大作戦』にはピンク・フロイドのカヴァー「マネー」を提供。その結果、大手レーベル
RCAと契約。
 
ジョシュ・エイブラハムをプロデューサーに迎え入れた。期待していた往年のGN’Rサウンドに、スコットのヴォーカルが乗っかるというものではなく、意外とモダンなものに仕上がっていると思う。節々でスラッシュらしいアルペジオが聴くことができる。バンド結成時の初期衝動のまま、もう少し疾走系を収録してくれても良かったのではないだろうか。(スラッシ、ダフ、マットと息がぴったりだし、そう上手くもいかないだろうが。)曲順にももう少し気を配ってほしかった。前半に若干ダレなくもないが、後半HJLと名曲を収録。Mはセックス・ピストルズのカヴァー。

 
末永く活動してほしいバンドだ。

<お薦め度>★★★
2004/6/23