遂に2001年に活動を休止してた(限りなく引退に近い)沖縄出身のシンガー・ソンガーライター、Coccoも完全復活!?自身の楽曲としては、4年振りに発表。
2002年に絵本の出版、2003年には沖縄でのゴミゼロ作戦など、徐々に活動を再開していく。これはリハビリに近いものであって、実際のカムバックは昨年、大手外資系レコードチェーン店、タワーレコードの25thテーマソングであり限定発売した、「SING A SONG〜NO MUSIC,NO LIFE」(アルバム@にリメイク。)をくるりの岸田繁とのコラボレートし、“こっこちゃんとしげるくん”名義でリリース。
この楽曲をきっかけに、同じくくるりの佐藤、近年コーネリアスやくるりのサポートメンバーとして引っ張りダコの堀江(ニール&イライザ)、臺太郎と共にニュー・バンド、まさかのSINGER SONGERを結成。
先行シングルであった「初花凛々」はスピッツ的なアレンジされた佳曲だったので非常に楽しみだったのだが、待望のデビューアルバムの出来はというと、くるりの楽曲的なアレンジにCoccoのヴォーカルが乗っかるというものが非常に多い。折角、Coccoがヴォーカルな訳だから岸田がメインで唄う必要が無いわけで・・・コーラスに徹してます。Aはビーチボーイズ風のハーモニーが心地良いですね。曲も10曲中9曲がCoccoの自作曲です。
ソロでは、非常にハ−ドなアレンジで聴かせてたCoccoのヴォーカルも今まで以上に表現豊かなヴォーカルで、Cでは、かわいい声を聴かせたりと新たな発見も。
お薦めはAに一瞬くるりの「東京」かと思ったイントロのF(ヴォーカル、歌詞、メロディと最高!)といったところでしょうか。一枚のプロジェクトで終わると思うが、夏にはロッキング・オン・ジャパン・フェスに参加も決まっております。
これをきっかけにCoccoがソロとして、シーンに戻ってきて欲しいと思う。
<お薦め度>★★★☆
2005/7/10