〜森マガコラム〜
雲。
早く遅く、大きく小さく、白く淡く、高く低く、ひとときも同じ姿を保ってはィナィ。
崩れるが如く崩れざるが如く、一瞬一瞬その形を変えて、空の中ほどを、さまざまに流れてゅく。
コレまさに、人の心、人のさだめに似ていると言ぇょぅ。
人の心は日に日に変わっていく。そして、人の境遇もまた、昨日と今日は同じではナイのでァル。
明暗さまざまに織りなして、刻々に移りゆく人の世のさだめに、人は喜びもし、嘆きもするのでァル。
喜びもょし、悲しみもまたょし。人の世は雲の流れの如く刻々に移りかわる。
そぅ思ぃ定めれば、あるぃは人の心の乱れも、幾分かはおさまるカモしれなぃ。
そして、喜べども有頂天にならず、悲しめどもいたずらに絶望もせず、こんな心境のもとに、
人それぞれに、それぞれのつとめを、素直に謙虚にそして真剣に果たすならば、そこにまた、
人生の妙味も味わえてくるのではなかろうか。
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