開発じたばた日誌

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WinArrange パワーモード編

 パワーモードは私にとって必要不可欠な機能です。まずそのいきさつを....

 Win Arrangeの機能がそこそこいけるようになりました。でもせっかちな私はまた不満が出てきました。 後ろに隠れている秀丸をクリックすると、その秀丸を大きく表示するためにWin Arrangeのボタンを一回 クリックしないといけません。これがめんどうなのです。ソフトの開発ではたくさんのファイルを見る必要 があります。そのたびにクリックをするのでは我慢できません。

 後ろに隠れていたウィンドウをクリックしたら、それを検出してそのウィンドウを自動的に ぱっと大きくできないか。これが次の目標です。

 ウィンドウをぱっと大きくするのは、すでにできあがっています。あとは作業中のウィンドウが 切り替わったことさえわかればいいのです。これはタイマーイベントで一定周期で監視することにしました。 現在作業中のウィンドウのタイトルを記憶しておき、それが変化したところで窓整列を行えばいいのです。

 これは案外うまくいきましたが、反応が鈍いのです。かといってタイマーイベントの周期を短くすると CPUの負荷が大きくなりパフォーマンスが落ちます。しかたがないのでデフォルトでは0.5秒周期にしておき ユーザーがカスタマイズできる仕様にしました。

 ソフトの内容はいまいちぱっとしませんが、その効果は大きいものがありました。秀丸をたくさん開いて 作業していて、別の秀丸を見るためにタイトルバーをクリックすると、自動的にその秀丸が大きくなるのです。 これは楽チンだ。

 パワーモードももちろんStyxに移植し、現在でもソフトの開発で使用しています。しかし残念なことに この機能を使っているユーザーはきわめて少ないと思います。(;_;)
 Styxではタイマーで監視しないでフックという黒魔術のような禁断の秘術を使ってウィンドウの切り替わりを検出しています。