(中新川支部だより) 酒井重人

地道に適度なアグレッシブさで活気を

金沢市が市街地に建設中の美術館と昨春オープンした宇ノ気の西田幾多郎哲学館を見てきた。妹島和

世、安藤忠雄と著名な建築家による設計もさることながら施工もなかなかの労作とお見受けした。安全

・品質・環境保全・工程・コスト、建設工事に求められてるキーワードであるが、行き着くところは作業

員を含め全員の協力なくしてできない。全員のモラルとモチベーションが必要不可欠である。

現在、私は建設工事に携わり、アグレッシブな工事管理で2000人の作業員が一体となった工事を目

指している。活動内容を周知徹底し、危険やトラブルの未然防止を努めている。若い人が多いせいか当

初、工事管理におけるアグレッシブとはなにか、どおもしっくりきていなかった。若い人達との懇談の

場で、言葉の持つ激しさとは裏腹に

@    不安全、不確実なことは見逃さない。

A    言訳に妥協しない。

B    放置しておかない。と、単純にその意図を伝えたが、自分なりのやり方に各人が思いを巡らして

くれたようであった。また、現場の良否は、工事に携わる人々から挨拶の声が飛び交うか、整理整頓が

徹底されているかによって感じることができる。些細な事であるが、出来ばえにも影響してくるから無

下にできない。

アグレッシブなゲームは見て面白い。プレイが白熱するあまり選手には休息の交代も要する。我々の

仕事では望んでも交代要員がいないところが辛いとこである。ならば、地道に適度なアグレッシブさで

活気を醸しだそうかというところであろうか。

(視察お礼のメールで偶然にも金沢、宇ノ気の二つの建物の工事所長は同じ方と知った。)